私はこの緊急事態宣言中、子ども達はどんな思いだったのかな、とよく思います。
お友達と会えなくて寂しかったかな。家族といっぱい一緒にいることができて楽しかったかな。それとも喧嘩が増えたかな。なぜ、こんなに家にいなくてはいけないのか、小さいお子様は理解できていたかな。
いずれにせよ、歴史も変わるようなこの状態は、子ども達が大きくなったら、「こんなことがあったよ」と話し継がれていく事でしょう。
その時に、辛かった思いだけでなく、良かったことも思い出してくれるといいですね。
さて、私も、zoom同窓会やTAセミナー等、オンラインで人と繋がる経験を沢山しました。
2.3年前は思いもよらなかったことです。
便利な世の中になったものですね。
家に居ながら人と繋がれるのですから。
でもやっぱり、物足りない感じがするのは、私だけでしょうか?
目の前に居る友人とは久しぶりに会ったのに握手もできない、セミナーに参加してくださる方とはやはり少し距離を感じます。
そして今、緊急事態宣言が解除され、少しずつ世の中が動き始めています。
教室にも、少しずつですが子ども達が戻ってきてくれています。
ただ、せっかくリアルに子ども達とも会えるのに、いつもの「ハイタッチ」でさようならができないのは寂しいです。今だから我慢していますが。
教室では、感染防止にできる限りの対策をして、学習しています。
子ども達が安全への認識ができるように、自分の座る机と椅子は自分で消毒します。
お友達とも感覚を開けて座ります。
感染はウイルスのついたものを手で触って、その手で顔(口、目、耳、鼻)を触ることによって起こることが一番多いので、手の消毒に気を付けます。
マスクはもちろん私語もほとんどありません。
私は「なぜ、こうするの」という理由をしっかり説明します。
納得して自分と周りの人たちの安全を守ります。このことを「相互尊重」と教えます。
普段でも、私語などで周りの人にイヤな気持ちをさせたり、自分は意識していなくても、イヤな思いをする人がいるような行為をしてしまったりすると、それは「相互尊重」ができていないよ、と気づいてもらうようにしています。
今回のコロナ禍はそのことに気付くよい機会だと思いました。
自分と周りのことを大切にすることを学んでほしいと思っています。
教室では、心理的に安心・安全であることが一番大切であると考えているからです。
心理的安心・安全とは、「居場所」があることです。自分の存在も相手の存在も大切にするということを学びます。
これは、以前からお話ししている、「ストローク」の中の存在への無条件のストロークでもあり、先月の「生きていることに感謝」に繋がります。人は、自分の存在を認められることによって自己肯定感を育みます。
命の危険にさらされている今こそ、存在の大切さ、心理的安心安全に配慮していきたいと思います。
アフターコロナはどんな世の中になっていくのでしょう。
いずれにしても子ども達には「相互尊重」が自然にできる人に育ってほしいと思います。
TA心理学に興味のある人は、ぜひハッピーママの会にご参加くださいね。
楽しくTAを学びましょう。
ご参加お待ちしています。
With JOY
Sugimoto Saki
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